① |
必須項目以外で明らかに判定基準を大幅に逸脱したもの及び、自転車としての安全性を著しく損なうと認められるものは不合格 |
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この項目で判定された主な事例を調べると、ブレーキワイヤ、シフトワイヤがワイヤ受けに確実に入っていない。ディレーラの調整が不十分でチェーンが外れる。前車輪の回転が悪く止まる(ブレーキブロックの片当たり等)。後車輪の取付けが悪い(車軸位置が悪くて車輪がひどく片寄る等)。ブレーキブロックがタイヤに当たる。タイヤがリムから外れそう。ハブ軸が締って車輪の回転が悪い。また単なる締め付け忘れと思うものでも安全性とかかわりのあるものなど。自転車の構造を十分理解して、日常練習することが大事です。
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② |
車輪の振れ |
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何度も車輪組を練習したリムは歪みが生じている場合があり、歪みが生じていますと振れ取りが難しくなり、スポークの張力にもバラツキが生じ易くなりますので、車輪組を練習する場合は、実技試験に使用する自転車以外の車輪で練習されることをお勧めいたします。
また、スポークのねじ部に潤滑油等を塗布しておけばスポークニップルの締まりもよくなります。
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③ |
未完成 |
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未完成の大半は、車輪の組立に時間を要して結果的に組立が完成しなかったものです。車輪の組立は遅くとも40分以内に組み立てられるよう練習しましょう。
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④ |
ディレーラの各段ごとの調整 |
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最近のディレーラは、シフトレバーとディレーラが同調する構造になっていますので、シフトワイヤの張り方が基本になります。(強く張り過ぎても、たるんでいても調整はうまくできません)
現在市販されていますディレーラの大半であるトップノーマル(シフトレバーをいっぱいに戻した時がトップの状態)の場合は、シフトレバーをいっぱいに戻した時、ディレーラのテンションプーリがトップギヤの真下になるように、シフトワイヤの張りを調整し、シフトレバーを1段毎にシフトし、変速の具合をチェックします。
また、チェーンのオーバーランを防止するため、ローギヤ及びトップギヤ側のストッパー調整も確実に行う必要があります。
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⑤ |
ブレーキブロックとリムとの隙間 |
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実技試験においては、にぎりの組付けを省略していますので、ブレーキブロックとリムの隙間が多少大きくなってもブレーキが効くようになっていますが、にぎりを組み付けるとブレーキレバーの作動範囲が狭くなり、制動力が弱くなります。審査はにぎりを組み付けた状態を想定して行います。
ブレーキブロックとリムの隙間は左右均等で、ブレーキレバーを引いてもハンドルバーとの間に余裕があるように調整することが必要です。
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⑥ |
変速が全段に至らない |
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平成27年度は、フロント、リヤディレーラの取り付け状態の試験条件として、ストローク調整ネジを締めつけるようにしました。試験場で調整が出来ることが求められます。その分時間もかかりますので短時間で調整できるように十分練習を行って下さい。
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⑦ |
リヤリフレクタの取付姿勢 |
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リフレクタの取付姿勢は、組み付け後、自転車より離れて反射面の角度をチェックしてください。(上下左右に5°以上の傾きがあってはいけません)
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⑧ |
サドルとポスト及びポストと立パイプとの固定 |
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サドルの固定強度は、サドル先端部を水平及び垂直方向に握り拳で強く叩き、サドルが動かないことを確認します。
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⑨ |
ブレーキワイヤ全般の状態 |
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適切な長さのワイヤを用いて正常な配線を行ってください。止めネジからのインナワイヤの出代が長すぎたり、止めネジ部でワイヤより線が数本切れていたりします。何度も練習で使用したワイヤは止め部でくせがつき、固定力が弱くなったり、ほつれたり、切れやすくなっていますので、試験用と練習用を分けて使用することをお勧めします。
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⑩ |
後車輪の振れが3mm.以上のもの又は車輪がブレーキに当たって回らないもの |
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「②車輪の振れ」を参考に練習しましょう。また、車輪の組立は遅くとも40分以内に試験会場でもあわてずに落ち着いて確実に組み立てられるように練習しましょう。
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